実際に利用している男の子のお母さんからお話を聞きました。
勉強についていけないことが原因となって、中学1年生の頃から不登校に。
家庭教師をつけたり、塾に行くことも検討しましたが、本人が嫌がっていました。
そこで、東京家学なら、と思い連絡を取ってみました。
その時のことをこう話します。
「不登校経験した人たちがスタッフにいるっていうのは、すごく近いところで感じることができたし、大学生であるということであれば、子どもとそれほど年齢が違わないっていうところで、お兄さん的な感じで接してくれる人がいいなと前から思っていたんですね」
東京家学では、先生のことをスタディパートナーと呼びます。
カウンセリングの研修も受けていて、学習指導だけではなく生徒の話相手になったりします。
「スタディパートナーの方とお話している時に、笑い声が聞こえるんです。本当そういうことってなかったので。兄弟でも、中々そういう風にならないんですね。そういう空気を感じた時に、ほっとしました。本当に何か扉が開くような、未来が見えたっていう確信がありましたね」
この男の子が東京家学をはじめたのは中学3年の10月からですが、スタディパートナーが訪問してから2ヶ月後には学校へ通うことができるようになりました。
遅れていた勉強もだんだん追いつくようになってきて、入試を受ける時の高校も選択肢が広がりました。
高校に入学した今も、スタディパートナーと勉強を続けています。
「わからないなりに、わかるところがだんだん増えてきたということで、学校の授業が苦痛じゃなくなった。保健室登校、別室登校、色々なタイプがあって、うちの場合は勉強が段階的にわかるということが、教室に戻れたことに繋がったんじゃないかなと思います。」
利用者の中には、学校に戻る子どももいれば、家で勉強して高卒認定資格を取得して大学を目指したり、専門学校への道を探る子どももいます。
将来はそれぞれですが、学校に行けないことを否定的に考えないことが大事だと話します。
スタッフの平栗さんが、今後目指していることを話してくれました。
「僕たちがやりたいのは、こんなふうになりたいとか、こんなふうに生きてみたいとか、今は積極的にそう思えないかもしれないけれど、いつか必ずできるようになるから、大丈夫だよと、そのための支援をしてあげたい」
取り組みに対する志が感じられます。先ほどのお母さんも、志を持って立ち上げたところに惹かれたと話していました。
このような取り組みが増えていって、不登校の子どもたちが希望を見つけられる社会になればいいなと思います。